360度見渡せる高台にある海軍壕公園

沖縄本島南部の那覇市小禄と豊見城市の境界線の高台に海軍壕公園があります。この地は第二次世界大戦の末期、沖縄戦の際に大日本帝国海軍の最高司令部として使われた防空壕があった場所。当時、重要な拠点だった小禄飛行場(現在の那覇空港)を守るために、飛行場を見下ろすことができる、この見晴らしの良い高台が選ばれたようです。

戦後、平和の大切さを伝えるために戦跡公園として整備されました。公園の広さは6.7ヘクタールと広く、いくつかのゾーンに分かれています。小さなお子さんも遊べる滑り台や砂場のあるゾーン、お祭りなど行われている広場ゾーン、旧海軍司令壕と続くビジターセンターなどがあります。

高台なので360度見渡せる素晴らしいロケーション。地元の方の憩いの場所として多くの方が訪れています。下の写真は豊見城市豊崎方面。↓

↓こちらは那覇市方面

海軍戦没者の慰霊塔↓

司令部であった防空壕は、戦後、司令官室など300mが復元され一般公開されています。壕内にはビジターセンターから入っていきます。

ビジターセンターに入ると、ロビーには沖縄戦の写真が展示されています。ここは無料で見ることができました。

ビジターセンターには、資料室があり戦時中の銃器や軍服、家族宛ての手紙などが展示されています。

海軍壕公園の場所・料金

海軍壕公園住所:沖縄県那覇市小禄1066

旧海軍司令部壕住所:沖縄県豊見城市字豊見城236番地

公園内は無料ですが旧海軍司令部壕の見学は有料になっています。大人600円、中学生以下300円。開館時間 9:00~17:00(最終受付16:30) 

駐車場は100台分収容できるそうです。駐車料金は無料です。