沖縄でも本土の桜が見れます|与那原町与那古浜(よなこはま)公園に桜が開花!

沖縄の桜の見頃

沖縄では桜の花は見る事が出来ないと思っている方も多いかと思いますが、沖縄にも桜の木があり多くの方がお花見に訪れます。

沖縄で咲いている主な桜は、緋寒桜(ヒカンザクラ)と呼ばれれている桜です。原産地は南中国や台湾と言われていて亜熱帯の地域でよく見られる桜だそうです。

特徴は、本土でお馴染みのソメイヨシノよりも色が赤く、梅や桃の花に近い色をした花を咲かせます。

緋寒桜は日本一早咲きの桜として知られていて、沖縄での桜のお花見の時期は1月下旬~2月上旬と本土のお花見の時期と比べると少し早いんです。

また、沖縄の花見は本土のように桜の木の下でお酒を飲むと言う風習はありません。シンプルに桜を見にドライブを兼ねて、桜の名所として有名な今帰仁城跡、本部の八重岳、名護城跡などの北部にお花見に行く人が多いです。

今回は、その緋寒桜ではなく、本土で咲いている桜が沖縄で開花した話題を紹介したいと思います。

本土の桜が開花

私が住んでいる与那原町では、確か・・・3年くらい前だと思うんですが、東浜にある与那古浜(よなこはま)公園に本土から送られてきた桜の苗が94本植えられました。

上の写真は2年前の写真です。(2016年4月)

当時は、本土の桜が沖縄の気候と相性が合うのだろうか?ちゃんと育つかな・・・と心配でしたが、先日、3月の上旬にマリンプラザに買い物に出かけ、その帰りに与那古浜公園に寄ってみると、なんと見事な桜が咲いているではありませんか!

それが下の写真です。↓

なんとも可愛い桜の花ですよね。

沖縄は台風が良く通ります。台風が来ると言うニュースが流れると、雨の中を関係者の方が与那古浜公園に訪れて、まだ細くて頼りない桜の木が台風に吹き飛ばされないように、1本1本補強していました。そんな愛情に守られてこの桜は見事に開花しました。

ところで、この桜の木の品種ですが「大漁桜(タイリョウザクラ)」と言う種で、原木は漁師の町として知られている静岡県熱海市網代の漁業組合の網干場。海育ちの桜なんですね。桜の木の中でも潮風に強い品種なんだそうです。

大漁の時期にこの桜が咲き、花の色が鯛の色に似ているので大漁桜とつけらたそうです。

熱海では2月中旬から咲き始めるそうなので、もしかしたら気がつかなかっただけで与那古浜公園の桜もその位の時期に咲いていたのかもしれません。

まだ、幼い桜の木ですが、こらからドンドン大きく育って行くのが楽しみです。